いたち川散歩 - 紅葉橋から天神橋まで 2021年6月28日

先日、いたち川沿いに天神橋から下流に向かって歩き、柏尾川との合流地点から大船駅に到着。
いたち川は面白いなと思った。
この日、天気予報よりもいい天気になったので、今度は前回よりも上流を歩こうという事になり出かけた。
そして結論から言うと、バス通りからこんな近くでこのような景色が見られるなんてと驚きの連続だった。
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金沢八景から大船駅行きの神奈中バスの我が家の近くの停留所「相武隧道」から乗車して、前もって地図で見てこの辺がいいだろうと思った「紅葉橋」で下車。
あれ？マクドナルドのそばなのか！とあらためて気づく。
いつもはクルマやバスで通り過ぎているおなじみの場所。
それほど期待するでもなく歩き始めた。

バス停のすぐそばに階段があり、ここから遊歩道は始まっていた。

振り向くとマクドナルドの看板が見える。

見下ろすと早速カルガモがお出迎え。

あれ、でもなんだかすぐにうっそうとした所に入ってゆく・・。

もっと開けた所をずっと歩くものかと思っていたのでかなり驚いた。

ん～なんかいる！チョウかな？

トンボだった。

ハグロトンボの、これは胴が黒いからメス。

東京では絶滅危惧種というこのトンボがここにはたくさんいて、このレポートにもこのあと何度も出てきます。

なおもまわり中うっそうとした茂みに囲まれた狭い道を歩く。

花はほとんどなくこのあたりは雑草も刈られていない自然のままのようだ。

水量は多くはなく浅い流れが続く。

またもやハグロトンボを発見。

とまっている間も時々羽ばたく。

そもそもこの形がシオカラトンボなどとは全然違うし羽ばたき方も独特で、チョウと間違えるのも無理もない。

以下連続写真。

４枚の羽根をきれいに重ねて閉じる。

ますます狭くなるこのような道を歩いていると・・

ふいに視界が開けた。

なんだ、ニッサンの所ではないか。

この右はスーパーたまや。

時々利用している店だ。

見えているのは石原橋(いしはらはし)。

右に神奈中車庫がある。

この石原橋からまた遊歩道に入る。

今度はだいぶ開けた眺め。

バスから遠くに見えてはいたけれどこんなに広いとは思ってなかった。

左に小高い丘があって、そこが「上郷市民の森」。

体力に自信がなくて今回は登らなかった。

階段を下りると石垣があったりして結構な高さ。

水分を含んだところに橋を踏み入れたらズブっと潜って靴がドロドロになってしまった。

球技が出来そうに広い広場がある。

ボールがすぐに川に落ちちゃうのでやらないと思うが。

ふり返るとここもやはり花が全然見えなくて葉っぱばかり。

独特の生態系のように思える。

この橋のあたりまで来たら複数のカメラマンを発見。

みなさん長い望遠レンズ持参だ。

向こうにもカメラマンが待機している。

その先にこんなものを発見。

これはもうカワセミを待っているのだろうと思った。

でもこの時間は来ていないようだった。

その代わり、いたのはカルガモのペア。

親子がいないかなと期待しているのだけれどこの日は見なかった。

前日に長浜公園で遥か彼方にカルガモ親子を見たばかりなので期待したのだが。

こちらはキジバトのペア。

一羽は水鳥になり切ってる。

葉月橋(はつきはし)に到着。

この先の川の左側は左が住宅、右が大自然。

この先は川辺に降りられないところが続く。

コイの数が増えてきた。

モツゴもたくさんいる。

向こうの茂みに小鳥の群れ。

このメジロやシジュウカラなど複数の種類の群れだったようだ。

ここでは数が少ない緋鯉。

ミシシッピアカミミガメが泳いでる。

と思ったら向こうにたくさんいた。

みんなアカミミのようだ。

青葉橋(あおばはし)に到着。

ここからまた川辺を歩ける。

草は刈られているようだ。

歩いてみると、さっきもズブズブ潜ったがここも湿地帯のようでなんとなくフカフカしている。

NHKTVのブラタモリの釧路湿原の時に出てきた「泥炭」ていう言葉を思い出した。

独特の生態系と思えるのはここから来ているのかもしれない。

カルガモのペアが休んでいた。

片足を上げたポーズをとるのはオスかな？

こちらがメスと勝手に決めてしまおう。

川は蛇行したり二手に分かれたりしながら続く。

今度は竹林。

ここにもハグロトンボはたくさんいる。
体が大変きれいなメタリックグリーンでこれはオス。

ここに２匹写っているけど４匹くらい同時に見えた。

このように見えてもこの向こうはマンションや住宅、すぐ先がバス通りだ。

至る所に橋があって行き来できるので便利。

これ、葉っぱで白く見えている所は写真の白飛びではなくてほんとに真っ白。

横浜市が発行している「いたち川散策マップ」で見るとこれは「オカトラノオ」。

「いたち川流域で見られる花の暦」という項目に書いてある。

いろいろな花が出ているが今回は私の無関心もあるのだろうけどほとんど花は見なかった。

さまざまに姿を変えながら緑が楽しませてくれる。

辺渕橋(へいぶちはし)に到着。

この先は降りるのが困難か。

右側の遊歩道を歩く。

広い所に出た。

向こうにきれいな橋が見えるので降りて向かった。

途中でオオシオカラトンボに遭遇。

ここでは珍しいかも。

ここで見かけたのは９０％以上がハグロトンボだった。

さて扇橋(おおぎはし)に到着。

なんか浮世絵に出てくる日本橋とかそういうのみたいな素敵な橋だ。

渡り終わって気付いた。

両端の幅が違うので扇橋なんだな。

この先もうっそうとしていて降りるのは困難か。

日東橋(にっとうはし)に到着。

階段は付いてるけど草が茂りすぎて降りるのはこちらも困難。

コイがたくさん。

しばらく上から見下ろす。

降りられる所を発見。

でっかい南洋植物。

これはバナナだな。

下のは花か？

こんなのだとは知らなかった。

葉っぱもでかい。

これをよけながら先へ。

魚が見える。

モツゴのようだ。

小長谷橋(こはせはし)に到着。

コイがさらに増えた。

上耕地橋(かみこうちはし)に到着。

橋の名前はこちらに詳しく出ています。

お、向こうに鳥。

今回最後に出会った生き物だった。

さて本日の終点「天神橋」に到着。

道路の向こうが先日レポートした「いたち川から柏尾川～大船駅」で歩いたところ。

このレポートから先に見た方は続きになりますので是非見てください。

この歩き方で全行程１時間半ほど。

余裕があれば「上郷市民の森」や「本郷ふじやま公園」「新井沢市民の森」にも行ってみたら面白そう。

私も次回はもう少し足を延ばそうかと思う。

今回はバスを降りてすぐにうっそうとした森の中に入れて見慣れないトンボをみたりと、大自然を楽しめる楽しい散歩が出来た。

また違う季節に行ってみたいと思う。