必殺！噛みつき卍固め・・ニホンカナヘビvsニホントカゲ 2021年5月25日

朝、二階のベランダで洗濯物を干していたら下から妻が「写真！写真！」て私を呼んでいる。
時々こうやってシャッターチャンスを教えてくれるのだ。

ちなみに先日はこれを教えてくれた。

人面グモ。

そういうわけでなかなか侮れない。

すぐにカメラをつかんで庭へ。

おーなんか横たわってる。

うわ、なんか壮絶な戦い。

見たところ、黒っぽいのがニホンカナヘビ、もう一匹がニホントカゲでカナヘビ君がトカゲ君にかみついたまま膠着状態になっているようだ。

悶絶するトカゲ君

噛まれているトカゲ君のお尻から内臓が飛び出している・・・と思っていたのだが写真をよーく見ると、かなりの一撃を食らってお腹が裂けているのはどうやら噛みついているカナヘビ君のようだ。

反撃とばかりに噛みついたはいいけどその後の展開がどうにも描けずこの状態になったと思われる。

そのまま何分もの時間が過ぎていく。

トカゲには表情がないのか顔は変わらない。

目の後ろの穴は耳かな？

それとも食いちぎられた？

実はもう少し待てば日が当たって撮影しやすくなるなと長期戦を覚悟。

日が差してきた。

と、ここで技に名前を付けた。

「必殺！噛みつき卍固め」

でもこのまんまだと両者日差しで干からびてしまいそう。

このアングルから見るとトカゲ君の尻尾が脱皮しつつあるのがわかる。

睨みつけてる。

次の瞬間、カナヘビ君がくわえていた口をはなした。

するとトカゲ君は一瞬で体勢を立て直して去ってしまった。

正直、噛まれているトカゲ君はこのまま死んでしまうかと思っていたので元気なことに驚いた。

そしてずーっとひっくり返って噛みついていたカナヘビが普通の態勢に。

我に返った、みたいに思った。

去るまで少し時間がかかったから。

撮影のデータで見ると最初の写真が８時６分、最後のが２４分。

妻が発見したのはその前だから３０分くらいは膠着状態だったのではないだろうか。

繁殖期で気が立っていて異種格闘技に至ったのかなと勝手に想像した。

どちらもその後元気かなとほんの少しだけ気になった。